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license: "MIT. Translation of the Hermes Agent documentation, Copyright (c) 2025 Nous Research. See https://wiki.winsmux.dev/hermes/licenses.txt"
title: "state.db の復旧"
description: "FTS インデックスやファイルそのものが壊れたときに、Hermes が state.db をどう復旧するか"
upstream_path: developer-guide/state-db-recovery.md
upstream_blob: c33820b54605d34f661069de0484b666d6b7bf27
sources:
  - https://hermes-agent.nousresearch.com/docs/developer-guide/state-db-recovery
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# state データベースと FTS の復旧 {#state-database-and-fts-recovery}

利用者向けの手順（何を止めるか、`state.db` の隣にあるファイルは何か、書き込み中のプロセスが動いている間は保守コマンドがなぜ実行を断るのか）は、
[セッション保存領域の復旧](/hermes/docs/user-guide/session-storage-recovery/)を見てください。

`state.db` には、性質の異なる 2 種類のデータが入っています。

- `sessions` と `messages` は、正本となる会話記録です。
- `messages_fts*` テーブルとその同期トリガーは、正本から作られる検索インデックスです。

派生したインデックスは、一時的に切り離されることがあります。ただしそれによって、稼働中の
メッセージ書き込みや検索が、会話記録全体の際限のない再構築に変わってはいけません。

## FTS が壊れているときの稼働中の挙動 {#live-behavior-when-fts-is-corrupt}

FTS への書き込みや検索で破損系のエラーが報告されると、`SessionDB` は次のように動きます。

1. 永続的な `fts_stale` マーカーを記録します。
2. 同じトランザクション内で、FTS の同期トリガーを削除します。
3. 派生インデックスへの書き込みを外して、正本への書き込みをやり直します。
4. 検索は、`LIKE` によるフォールバックで正本の行から返します。

失敗した稼働中の処理が `FTS5('rebuild')` を実行することはありません。復旧を誰が担当するかは
これまでと変わりません。後で `SessionDB` を開いたときに、プロセス間の入場ロックと
他プロセス保持者の確認を経たうえで再構築することがあります。その確認付きの再構築が
実行できない場合は、FTS は切り離されたまま、正本への書き込みは使える状態が続き、
`hermes doctor` が明示的な修復コマンドを案内します。

## ファイルそのものが壊れているときの稼働中の挙動 {#live-behavior-when-the-file-itself-is-corrupt}

稼働中の書き込みで、FTS 由来ではない素の `SQLITE_CORRUPT` / `SQLITE_NOTADB`（`database
disk image is malformed`、`file is not a database`）が報告された場合、損傷は正本の B-tree、
スキーマ、またはフリーリストにあります。このとき `SessionDB` はそのハンドルを隔離します（`StateDbCorruptError`）。

1. 失敗した書き込みは型付きのエラーをそのまま上に伝え、やり直しはしません。
2. そのハンドルでの以降の書き込みは、ファイルに触れずに即座に失敗します。
3. `close()` の後、そのハンドルが接続を開き直すことはありません。
4. `close()` は明示的な WAL チェックポイントを省きます。

書き込みを止めること自体が保護になります。実際の環境では、最初の構造エラーの後も約 50 分間
書き込みを続けたハンドルが、終了時のチェックポイントで 15 ページを誤ったページ番号に書き込み
（ページ 1 に `messages_fts_trigram_data` のリーフが入りました）、壊れてはいても読めた
ファイルを、まったく開けないファイルにしてしまいました。明示的なチェックポイントを省くのは
第二の防御線です。Python 3.12 以降では、隔離によって SQLite 自身が最後の接続を閉じるときに行う
チェックポイント（`SQLITE_DBCONFIG_NO_CKPT_ON_CLOSE`）も無効になるため、`-wal` の付随ファイルは
`close()` の後も調査用に残ります。Python 3.11 ではこの切り替えが使えず、閉じるときに SQLite が
1 回チェックポイントを行うことがあります。そのため、何かを再起動する前に `state.db`、`state.db-wal`、
`state.db-shm` をまとめてコピーしておいてください。

ゲートウェイとエージェントの書き出し経路は、隔離をファイルが差し替えられたときと同じように扱います。
保留中の会話記録は、やり直し用のキューではなく `sessions/<id>.jsonl` とゲートウェイの
`pending_messages/` スプールに送られ、FTS の一回限りの再構築が壊れたファイルに対して
実行されることはありません。隔離はプロセス単位です。共有ハンドルは、修復済みまたは復元済みの
ファイルでプロセスが再起動されるまで、すべての保持者にとって使えない状態のままです。ゲートウェイが
動いている間は `hermes doctor --fix` を実行しないでください。次の手順は以下のとおりです。

```bash
hermes gateway stop
HERMES_HOME="$HOME/.hermes" hermes sessions recover --source "$HOME/.hermes/state.db" --inspect-only
# if recoverable:
HERMES_HOME="$HOME/.hermes" hermes sessions recover --source "$HOME/.hermes/state.db" --output "$HOME/recovered-state.db"
```

または、`state-snapshots/` から最新のスナップショットを復元します。

## 明示的な修復 {#explicit-repair}

修復する前に、プロファイルのデータベースを開く可能性のあるプロセスをすべて止めてください。
修復と確認が終わるまで、止めたままにしておきます。

```bash
hermes gateway stop
HERMES_HOME="$HOME/.hermes" hermes sessions repair --check-only
HERMES_HOME="$HOME/.hermes" hermes sessions repair
```

`sessions repair` は、既定で SQLite のバックアップを作成し、リポジトリの確認付きの
「スナップショットを取ってから昇格する」経路を通して構造の作業を行います。`state.db`、
`state.db-wal`、`state.db-shm` を `cp` で別々にコピーしないでください。これらのファイルは
1 つの稼働中の SQLite イメージです。

修復後は、ゲートウェイを再起動する前に、ヘルスチェック、stale マーカー、トリガーの一式、
正本の行数を確認します。

```bash
HERMES_HOME="$HOME/.hermes" hermes sessions repair --check-only
sqlite3 "$HOME/.hermes/state.db" \
  "SELECT key, value FROM state_meta WHERE key = 'fts_stale';"
sqlite3 "$HOME/.hermes/state.db" \
  "SELECT type, name FROM sqlite_master WHERE name IN
   ('messages_fts_insert','messages_fts_update','messages_fts_delete')
   ORDER BY name;"
sqlite3 "$HOME/.hermes/state.db" \
  "SELECT 'sessions', COUNT(*) FROM sessions
   UNION ALL SELECT 'messages', COUNT(*) FROM messages;"
```

マーカーのクエリは行を 1 件も返さず、想定どおりの FTS トリガーがそろっていて、正本の行数が
減っていないことが条件です。修復に失敗した場合は、稼働中のデータベースと報告されたバックアップの
両方を保全してください。派生インデックスのエラーを消すために、正本の行を削除してはいけません。
