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スラッシュコマンド早見表

目次

Hermes のスラッシュコマンドには 2 つの入り口があり、どちらも hermes_cli/commands.py にある中央の COMMAND_REGISTRY が動かしています。

  • 対話型 CLI のスラッシュコマンド — cli.py が処理し、補完候補はレジストリから出てきます
  • メッセージングのスラッシュコマンド — gateway/run.py が処理し、ヘルプ文とプラットフォームのメニューはレジストリから生成されます

インストール済みのスキルも、どちらの入り口でも動的なスラッシュコマンドとして現れます。(/plan はかつてこの一種でしたが、今は組み込みコマンドです。後述のセッションの表を見てください。)名前が組み込みコマンド(またはその別名)と重なるスキルには、/<name> は割り当てられません。組み込みの側が勝ち、スキルは /skill <name> で読み込めるままになります。/skills list、/help skills、コマンドパレットでは、そうしたスキルに slash command /<name> unavailable — name taken by built-in; use /skill <name> という印が付きます。

権限と管理者・一般ユーザーの切り分け

ユーザーごとの許可リストに対応しているメッセージングプラットフォーム(Telegram、Discord、Slack、Matrix、Mattermost、Signal など)は、スラッシュコマンドを二段階に分ける仕組みにも対応しています。管理者は登録済みのコマンドをすべて使え、一般ユーザーは user_allowed_commands に挙げた名前だけを使えます(これに加えて常に許可される最低ラインとして /help と /whoami があります)。設定は ~/.hermes/config.yaml の各プラットフォームの extra: ブロックの中で、allow_admin_from と user_allowed_commands(グループ向けの対応物である group_allow_admin_from / group_user_allowed_commands)を書きます。

例はプラットフォームごとのドキュメントを見てください。構造はどのプラットフォームでも同じです。

ある範囲で allow_admin_from を設定していない場合、その範囲は制限なしの後方互換モードのままになり、許可されたユーザー全員がすべてのコマンドを実行できます。

対話型 CLI のスラッシュコマンド

CLI で / を打つと補完メニューが開きます。組み込みコマンドは大文字小文字を区別しません。

セッション

コマンド 説明
/new [name](別名: /reset) 新しいセッションを始めます(セッション ID と履歴が新しくなります)。[name] を付けるとセッションの初期タイトルになります。たとえば /new my-experiment なら、最初から my-experiment という名前が付いた新しいセッションが開くので、あとから /resume や /sessions で見つけやすくなります。末尾に now、--yes、-y を足すと確認ダイアログを飛ばせます(例: /reset now、/new --yes my-experiment)。
/clear 画面を消して新しいセッションを始めます
/history 会話の履歴を表示します(/timestamps の設定に従います)
/save 今の会話を保存します
/prompt(別名: /compose) 次に送るプロンプトを、その場の入力欄ではなく $EDITOR(markdown)で書きます。長いプロンプト、複数行のプロンプト、書式を整えたいプロンプトに向いています。
/retry 直前のメッセージを送り直します(エージェントに再送します)
/undo 直前のユーザーとアシスタントのやり取りを取り消します
/title 今のセッションにタイトルを付けます(書き方: /title My Session Name)
`/compress [here [N] \ focus topic]` 会話のコンテキストを手動で圧縮します(記憶を書き出してから要約します)。/compress here [N] は直近 N 往復(既定は 2)だけをそのまま残し、それ以外を要約します。圧縮の境目を自分で決められます。focus のトピックを付けると、全体要約で何を残すかを絞り込めます。
/rollback ファイルシステムのチェックポイントを一覧表示、または復元します(書き方: /rollback [number])
`/diff [staged\ all\ session] [--stat] [path...]` 作業ディレクトリの git の変更を表示します。既定では、ステージしていない変更と追跡外のファイルを出します。staged はコミット待ちの内容、all は HEAD からのすべて、session はここで Hermes が変更したものの累積差分(保持されている最古のチェックポイントを基準にします。チェックポイントを有効にしている必要があり、/rollback diff <N> を補うものです)を表示します。--stat は変更されたファイルの要約だけを出し、パスを引数に渡すと差分の対象を絞れます。
`/snapshot [create\ restore <id>\ prune](別名: /snap`) Hermes の設定・状態のスナップショットを作る、または復元します。create [label] で保存、restore <id> でその時点に戻し、prune [N] で古いものを削除します。引数なしなら一覧を出します。データベースの復元は SQLite のバックアップ API を通して書き込むので、動いているプロセス(ゲートウェイ、ダッシュボード)からも復元後のデータが安全に見えます。他のプロセスがデータベースを開いたままでこの経路が失敗した場合、破損の危険を冒すより復元を断ります。掴んでいるプロセスを止めてからやり直してください。
/stop 動いているバックグラウンドプロセスをすべて止めます
/queue <prompt>(別名: /q) 次のターンに送るプロンプトを予約します(今動いているエージェントの返答は中断しません)。CLI では、引数なしの /queue で予約中のプロンプトの一覧が出ます。送られる前に、/queue list、/queue edit N <new prompt>、/queue rm N、/queue move A B、/queue clear で中身を確認・整理できます。管理用の語で始まるプロンプトは、/queue add <prompt> で強制的に予約できます。
/steer <prompt> 実行の途中で、次のツール呼び出しの後にエージェントへ届くメモを差し込みます。中断も、新しいユーザーターンも起きません。テキストは今のツールが終わった時点で直前のツール結果の内容に追記され、ツール呼び出しのループを壊さずにエージェントへ新しい文脈を渡せます。作業の途中で方向を微調整したいとき(たとえばテスト実行中に「認証まわりに集中して」と伝えたいとき)に使います。
/goal <text> Hermes がターンをまたいで目指し続ける常設の目標を設定します。Ralph ループに対する Hermes なりの答えです。各ターンの後に補助の判定モデルが目標の達成可否を判断し、まだなら Hermes が自動で続けます。サブコマンドは /goal status、/goal pause、/goal resume、/goal clear です。予算は既定で 20 ターン(goals.max_turns)。ユーザーが実際にメッセージを送ると継続ループより優先され、状態は /resume しても残ります。ひととおりの流れは 常設の目標 を見てください。
/subgoal <text> ループの途中で、ユーザーが決めた条件を今の目標に追加します。継続用のプロンプトはすべてのサブゴールをそのままエージェントに見せ、判定モデルも DONE / CONTINUE の判断材料に入れます。つまり、元の目標とすべてのサブゴールが満たされるまで目標は完了になりません。サブコマンドは /subgoal(一覧)、/subgoal remove <N>、/subgoal clear です。/goal が動いている必要があります。
/heartbeat every <interval> <prompt>(別名: /hb) 繰り返し送られるプロンプトを設定します。このセッションが待機中で、指定した間隔が過ぎるたびに、普通のユーザーターンとして入ってきます(最短 60 秒。取りこぼした分はまとめられます)。サブコマンドは /heartbeat status、/heartbeat pause、/heartbeat resume、/heartbeat clear です。セッション内・プロセス内で完結する仕組みなので、独立して確実に動く定期実行が欲しいときは hermes cron を使ってください。セッションのハートビート も見てください。
/loop [interval] <prompt> [--times N] [--until <condition>](別名: /proactive) このセッションで、プロンプト(または別のスラッシュコマンド)を一定の間隔で繰り返し実行します。決まった間隔で回す(/loop 5m check the deploy)ほか、間隔を指定しなければ続けて何度も実行します。--times N で実行回数の上限を決め、--until <condition> を付けると、条件が満たされた時点で補助の判定モデルがループを止めます。サブコマンドは /loop status、/loop pause、/loop resume、/loop stop です。ループ も見てください。
/refine [focus] ターン後の自動実行を待たず、記憶とスキルの自己改善レビューを今すぐ走らせます。focus のテキストを付けるとレビューの方向を指定できます(例: /refine save the deploy workflow as a skill)。会話のスナップショットに対してバックグラウンドのフォークで動くので、動いているセッションとプロンプトキャッシュには手を付けません。終わったら結果が報告されます。
/review [instructions] 独立した、完全な権限を持つレビュー用サブエージェントを立ち上げ、直前まで話していた成果物をレビューさせます。PR でも、コードでも、ドキュメントでも、直近 10 件のチャットで触れたものなら何でも対象になります。サブエージェントはバックグラウンドで調べ(PR を開き、差分を読み、コードを動かし)、レビュー全文はバックグラウンドサブエージェントの完了通知としてこのセッションに戻ってくるので、主エージェントがそれを踏まえて動けます。レビュー専用のモデルを固定したいときは config.yaml の auxiliary.review を設定します(既定はメインのモデルです)。サブエージェントへの委任 も見てください。
/moa <prompt> プロンプトを 1 つ、既定の Mixture of Agents プリセットで実行してから、今のモデルに戻します。単発なので、セッションのモデルは変わりません。
/resume [name] 名前を付けて保存したセッションを再開します。/resume だけを打つと、このチャットで名前を付けたセッションが、最後に動いた順に並んで出てきます(圧縮で何度も入れ替わった長い会話も 1 つの項目として、いま生きている先頭の状態で表示されます)。従来型の CLI では、ターンの実行中はこのコマンド(および /sessions <id>)は断られます。CLI は複数のセッションで 1 つのエージェントを共有しているため、ターンの途中で切り替えると、実行中のターンの残りが別のセッションの側に記録されてしまうからです。
/sessions(TUI での別名: /switch) 従来の CLI では、過去のセッションを対話的なピッカーで選んで再開します。TUI では、今開いている TUI セッションのライブ切り替え画面を開きます。TUI で /sessions new を使うと、その場でもう 1 つライブセッションを始められます。
/egress [status] Docker の egress プロキシの状態(有効かどうか、設定済みかどうか、動いているかどうか、認証情報の取得元、トークンの対応付け、まだカバーできていないプロバイダ、次にやるべき対処)を表示します。CLI、TUI、デスクトップのチャット、メッセージングゲートウェイのどれでも使えます。
/redraw 画面全体を描き直します(tmux のリサイズ後の表示のずれや、マウス選択の残骸などから回復できます)
/status セッションの情報(モデル、プロバイダ、プロファイル、セッション ID、作業ディレクトリ、タイトル、作成・更新の時刻、トークンの合計、エージェントが動いているかどうか)を表示し、続けてローカルで作った Session recap のブロックを出します(直近のユーザー・アシスタントのターン数、ツール結果の件数、よく使ったツール、最近触ったファイル、最新のユーザープロンプト、最新のアシスタントの返答)。この要約はメモリ上の会話からローカルで計算するので、LLM の呼び出しもプロンプトキャッシュへの影響もありません。
/context [all](別名: /ctx) コンテキストウィンドウの内訳を目に見える形で出します。CLI と TUI では 5×20 のブロックのマス目(1 マスがモデルのウィンドウの約 1% にあたります)と、カテゴリごとの推定値の表(システムプロンプト、ツール定義、ルール、スキルの索引、MCP、サブエージェント、記憶、会話)を空き容量と並べて表示します。メッセージングプラットフォームでは、自動圧縮のしきい値と余裕を示すゲージ、圧縮の統計、累積のやり取り量、そして同じカテゴリ表をテキストで出します。CLI、メッセージングプラットフォーム、計算ホスト上の TUI やデスクトップのセッションでは、出力の最後にファイルごとの Context files の一覧(.hermes.md、AGENTS.md の連なり、CLAUDE.md、.cursorrules と .cursor/rules/*.mdc、SOUL.md)が付きます。各ファイルの推定トークン数に加えて、読み込まれたか、context_file_max_chars を超えて切り詰められたか、優先度の高い別の種類のコンテキストに隠されたか、注入の検査で遮られたか、空または読めなかったか、インストール先のツリーを守る仕組みで外されたかがわかります。「CLAUDE.md が無視されるのはなぜ?」への答えがここにあります。/context all を使うと、スキルごと・ツールセットごとのコスト一覧(索引のコストと SKILL.md 読み込みのコスト、ツールセットごとのスキーマのトークン数)が加わります。読み取り専用でローカルで計算するので、LLM の呼び出しもプロンプトキャッシュへの影響もありません。
/agents(別名: /tasks) 今のセッションで動いているエージェントとタスクを表示します。
/bg <prompt> プロンプトを別のバックグラウンドセッションで実行します。エージェントが独立して処理するので、今のセッションは他の作業に使えます。タスクが終わると結果がパネルで出ます。CLI のバックグラウンドセッション も見てください。
/btw <question> 進行中の会話を止めずに、今の会話についてちょっとした質問をします。読み取り専用の記録のスナップショットに対して補助の LLM を 1 回呼んで答えるので、動いているセッションの履歴とプロンプトキャッシュには触れず、今のターンもそのまま続きます。まっさらな文脈で別の作業をさせたいときは /bg を使ってください。
/branch [--here] [name](別名: /fork) 今のセッションを、独立した写しとして分岐させます(別の道を試せます)。Discord、Telegram、Slack、Matrix では、分岐したほうが隣に並ぶ新しいスレッドとして開き、いま使っているチャットは元のセッションのまま残ります。--here を付けると、逆にいまのチャットのほうを分岐先に切り替えます(#66023 より前の動きです)。CLI やスレッドの無いプラットフォームでは、つねにその場で分岐します。従来型の CLI では /handoff と同じくターンの途中では断られます。いま返ってきている応答が終わるのを待ってから、もう一度実行してください。
`/worktree [new [name]\ list]` CLI 専用。 セッションの途中で、隔離された git の worktree を確認したり作ったりします(Copilot CLI の /worktree new に着想を得ています)。引数なしの /worktree は今の worktree を表示し、/worktree list はリポジトリの worktree を並べ、/worktree new [name] は .worktrees/ の下に worktree を作って(取得したてのリモートの先端から分岐し、worktree_sync の設定に従います)、セッションのターミナルとファイル系のツールをそこへ向け直します。名前を付けたものはその名前を使い(ブランチは hermes/<name>)、付けなかったものはランダムな hermes-<id> になります。終了時、push していないコミットがある場合だけ worktree は残ります。hermes -w と同じライフサイクルです。Git の worktree も見てください。
/handoff <platform> CLI 専用。 今のセッションをメッセージングプラットフォーム(Telegram、Discord、Slack、WhatsApp、Signal、Matrix)へ引き継ぎます。ゲートウェイがすぐに受け取り、スレッドに対応しているプラットフォームでは新しいスレッドを作り(Telegram のトピック、Discord のテキストチャンネルのスレッド、Slack と Matrix のメッセージに紐づくスレッド)、引き継ぎ先を CLI の session_id に結び直して、役割込みの記録をまるごと再生します。さらに合成のユーザーターンを 1 つ差し込むので、エージェントが新しい場所で動いていることを確認できます。成功すると CLI は /resume のヒントを出してきれいに終了します。ローカルではいつでも /resume <title> で再開できます。ターンの途中では断られます。ゲートウェイが動いていることと、引き継ぎ先のプラットフォームにホームチャンネルが設定されていること(引き継ぎ先のチャットで /sethome を実行)が必要です。プラットフォームをまたぐ引き継ぎ も見てください。
`/journey [list\ delete <id>\ edit <id>](別名: /learning、/memory-graph`) 覚えたスキルと記憶をたどる学習の道のりのタイムラインを開きます。従来の CLI、TUI のオーバーレイ、デスクトップアプリ(Star Map パネル)で使えます。メッセージングプラットフォームでは使えません。学習の道のり も見てください。

設定

コマンド 説明
/config 今の設定を表示します
/model [model-name] 今のモデルを表示、または変更します。/model claude-sonnet-4、/model provider:model(プロバイダの切り替え)、/model custom:model(独自のエンドポイント)、/model custom:name:model(名前を付けた独自プロバイダ)、/model custom(エンドポイントから自動判別)、OpenRouter のアカウントのプリセット(/model @preset/<slug> または /model <model>@preset/<slug>。プリセットはアカウントに属するので、公開されたモデル一覧での確認を飛ばします)、そしてユーザーが決めた別名(/model fav、/model grok。モデルの別名を自分で決める を参照)に対応します。フラグは、--global で config.yaml に変更を残す、--session でセッション限りにする、--once で次のターンだけに適用する、--refresh でプロバイダのモデル一覧を取り直す、--provider <name> でバックエンドを切り替える(--global がなければセッション限り)、--reasoning <level> で推論の強さ(none、minimal … ultra)をモデルの選択と同じ手順・同じ範囲で設定する、です。単に /model <name> と書いた場合は、model.persist_switch_by_default: true を設定していない限りセッション限りです。ただし model.default や model.provider をまだ設定していない場合は例外で、最初に選んだものがそのまま残り、プロファイルにきちんとした既定値ができます。デスクトップの入力欄のピッカーも同じ規則で動きます。対話的なピッカー: 引数なしで /model を実行するとプロバイダ→モデルのピッカーが開きます。モデルの一覧では入力してあいまい検索で絞り込め(たとえば grok と打つと該当するモデルだけになります)、Backspace で絞り込みを縮め、Esc で消せます(またはピッカーを閉じます)。選択は必ず 1 つの具体的なモデルに落ち着きます。絞り込みは一覧を狭めるだけで、推測はしません。モデルを選んだあとの 3 つめの段階では、そのモデルの推論の強さを選べます(Keep current effort で今のまま)。カタログ上でその経路に推論の調整がない場合、この段階は飛ばされます。注意: /model は、すでに設定済みのプロバイダの間でしか切り替えられません。新しいプロバイダを追加するには、セッションを抜けてターミナルから hermes model を実行してください。費用に関する注意: 会話の途中でモデルを切り替えるとプロンプトキャッシュがリセットされます。キャッシュのキーにモデルが含まれるので、次のターンは会話全体を、約 75% 割引のキャッシュ料金ではなく入力の全額で読み直すことになります。想定どおりの挙動で避けようがありませんが、長いセッションでは知っておく価値があります。
`/codex-runtime [auto\ codex_app_server\ on\ off]` OpenAI / Codex のモデルと、~/.codex/config.toml にも定義されている名前付きの独自プロバイダ向けに、任意で使える Codex app-server ランタイム を切り替えます。auto(既定)は Hermes の標準のチャット補完を使い、codex_app_server は codex app-server のサブプロセスにターンを渡して、ネイティブのシェル、apply_patch、ChatGPT のサブスクリプション認証、移行済みの Codex プラグインを使えるようにします。次のセッションから有効になります。
/personality あらかじめ用意された人格を設定します。/personality none(または default / neutral)で重ねた人格を外し、素の振る舞いに戻します。
/verbose ツールの進捗表示を切り替えます。off → new → all → verbose と順に回ります。設定によってメッセージングでも有効にできます。
`/focus [on\ off\ status]` フォーカス表示を切り替えます。表示だけを絞るモードで、自分のプロンプトと最終的な返答だけを見せます。/verbose と組み合わさり、有効にするとツールの進捗表示が off に固定され、それまでのモードを覚えておきます。/focus off で元に戻ります。各ターンの終わりに戻し方を示す薄い 1 行(⋯ 7 tool lines hidden · /focus off to show)が出て、ステータスバーには ◉ focus のバッジが出続けるので、絞り込み表示中であることが常にわかります。モデルへの送信内容は何も変わりません。詳細は隠れるだけで、捨てられることはありません。
`/fast [normal\ fast\ auto\ cold\ status]` 高速モードです(OpenAI の Priority Processing、Anthropic の Fast Mode)。fast はすべてのリクエストが対象、auto は各ターンの最初の agent.fast_auto_seconds(既定は 60 秒)に出したリクエストだけ、cold はセッションの最初のターンに限って同じ時間だけ効きます。既定は normal(オフ)です。高速モード も見てください。
`/reasoning [level\ show\ hide\ full\ clamp] [--global]` 推論の深さと表示を管理します。レベルには none / minimal / low / medium / high / xhigh / max / ultra があります。show / hide(または on / off)で推論の表示を切り替え、full と clamp で見せ方を調整します。--global を付けると深さの設定を config に残します。
/skin 表示のスキン・テーマを表示、または変更します
/export [profile] [-o out.tar.gz] CLI 専用。 プロファイルを共有できる .tar.gz にまとめます。スキル、記憶、ペルソナ、cron、プラグイン、設定、そして(デスクトップからなら)テーマとレイアウトが入ります。認証情報(auth.json、.env)は取り除かれます。既定では今使っているプロファイルを対象にし、今のディレクトリに <name>.tar.gz を作ります。hermes profile export と同じ書庫です。版を管理して更新もできる共有をしたい場合は、代わりにプロファイル配布を使ってください。
/import <archive.tar.gz> [--name <name>] CLI 専用。 プロファイルの書庫を新しいプロファイルとして取り込みます。--name を指定しない限り、名前は書庫から推測します。既存のプロファイルの上書きは断り、default としての取り込みもできません。名前が空いていればシェルのラッパーも作ります。プロファイルのファイルを書き出す・取り込む も見てください。
/statusbar(別名: /sb) コンテキストとモデルのステータスバーの表示を切り替えます
`/battery [on\ off\ status]` ステータスバーの先頭に、色分けしたバッテリー残量を出すかどうかを切り替えます(既定は off。バッテリーがない環境では何も起きません)。
`/voice [on\ off\ tts\ status]` CLI の音声モードと読み上げを切り替えます。録音には voice.record_key(既定: Ctrl+B)を使います。
/yolo YOLO モードを切り替えます。危険なコマンドの承認確認をすべて飛ばします。
`/approvals [manual\ smart\ off]` 危険なコマンドの承認モード(設定に残るもの)を表示、または設定します。
`/footer [on\ off\ status]` 最終的な返答に付くゲートウェイの実行情報のフッター(モデル、コンテキストの使用率、作業ディレクトリ)を出すかどうかを切り替えます。
`/busy [queue\ steer\ interrupt\ status]` Hermes が作業している最中にメッセージを送ったときの動きを決めます。新しいメッセージを予約する、ターンの途中で方向を伝える、すぐ中断する、のいずれかです。CLI とメッセージングゲートウェイの両方で使えます。
`/autoprune [on\ off\ later\ status]` 終了した古いセッションを自動で整理(prune)するかを決めます(既定はオフ)。state.db を置いているディスクの空きが少なくなると、Hermes が一度だけ尋ねます。on/off を選ぶと sessions.auto_prune に保存され、質問はそれで終わります。later を選ぶと1週間後にもう一度知らせます。CLI、TUI、Desktop、メッセージングゲートウェイで使えます(Slack では /hermes autoprune)。
`/indicator [kaomoji\ emoji\ unicode\ ascii]` CLI 専用。TUI の処理中インジケーターの見た目を選びます。
`/timestamps [on\ off\ status]` CLI 専用。メッセージと /history に [HH:MM] の時刻を出すかどうかを切り替えます。
`/wake [on\ off\ status]` CLI 専用。「Hey Hermes」というウェイクワードの待ち受けを切り替えます。

ツールとスキル

コマンド 説明
`/tools [list\ disable\ enable] [name...]` ツールを管理します。使えるツールを一覧表示したり、今のセッションで特定のツールを無効・有効にしたりできます。ツールを無効にするとエージェントの持ち道具から外れ、セッションがリセットされます。
/toolsets 使えるツールセットを一覧表示します
`/browser [connect\ disconnect\ status]` ローカルの Chromium 系ブラウザとの CDP 接続を管理します。connect は動いている Chrome、Brave、Chromium、Edge にブラウザ系ツールをつなぎます(既定は http://127.0.0.1:9222)。disconnect は切り離します。status は今の接続を表示します。デバッガが見つからない場合は、対応している Chromium 系ブラウザを自動で起動します。
/skills オンラインのレジストリからスキルを検索、インストール、確認、管理します。スキルの書き込み承認ゲートを確認する場所でもあります: /skills pending、/skills diff <id>、/skills approve <id>、/skills reject <id>、`/skills approval on\ off`。エージェントによるスキルの書き込みにゲートをかける も見てください。
`/memory [pending\ approve\ reject\ approval]` 書き込み承認ゲート(memory.write_approval)が保留にした記憶の書き込みを確認し、ゲート自体の入り切りもできます。記憶の書き込みを制御する も見てください。
/bundles 設定済みのスキルバンドル(複数のスキルをまとめて読み込む /<name> というスラッシュの別名)を一覧表示します。~/.hermes/config.yaml の bundles: の下で設定します。スキルバンドル も見てください。
/learn <what to learn from> 説明したものから、繰り返し使えるスキルを抽出します。ディレクトリでも、URL でも、いま一緒に進めた手順でも、貼り付けたメモでも構いません。形式は自由で、エージェントが自分のツールで材料を集め、社内の執筆基準に沿って SKILL.md を書きます。CLI、メッセージングゲートウェイ、TUI、ダッシュボードの Skills ページで使えます。
/plan [task] 実装計画を markdown で書き、動いているワークスペースの .hermes/plans/ に保存します。計画だけで、実行はしません。引数を空にすると会話からタスクを推測します。(以前はバンドルされた plan スキルでしたが、Telegram や Discord のコマンドメニューの上限に引っかからないよう組み込みになりました。)
/init [notes] リポジトリを走査して AGENTS.md のプロジェクト指示を生成、または更新します(Codex の /init の移植です)。エージェントが読み取り専用のツールでマニフェスト、構成、ツールチェーンの設定を調べ、簡潔な AGENTS.md を書きます。すでにある場合は、書いてある内容を保ったままマージして更新します。notes を付けると重点を指定できます。CLI、メッセージングゲートウェイ、TUI で使えます。
/cron 定期タスクを管理します(一覧、追加・作成、編集、一時停止、再開、実行、削除)
`/suggestions [accept\ dismiss N\ catalog\ clear](別名: /suggest`) 提案された自動化を確認します。/suggestions で保留中の提案を一覧表示し、/suggestions accept <id> で提案された自動化を作り、/suggestions dismiss <id> で却下し、/suggestions catalog で選りすぐりの入門用自動化を追加し、/suggestions clear で処理済みの提案の記録を消します。受け入れたジョブは、今いる場所を配信元として引き継ぎます。
/blueprint [name] [slot=value ...](別名: /bp) ひな形から自動化を設定します。引数なしの /blueprint はカタログを一覧表示し、/blueprint <name> は次のエージェントのターンで案内付きの入力の流れを始め、/blueprint <name> slot=value ... はジョブを直接作ります。
/curator バックグラウンドでのスキルの手入れです。status、run、pin、archive があります。Curator も見てください。
/kanban <action> 複数のプロファイル・複数のプロジェクトにまたがる共同作業ボードを、チャットから離れずに操作します。hermes kanban でできることはひととおり使えます: /kanban list、/kanban show t_abc、/kanban create "title" --assignee X、/kanban comment t_abc "text"、/kanban unblock t_abc、/kanban dispatch など。複数ボードにも対応しています: /kanban boards list、/kanban boards create <slug>、/kanban boards switch <slug>、/kanban --board <slug> <action>。Kanban のスラッシュコマンド も見てください。
/reload-mcp(別名: /reload_mcp) config.yaml から MCP サーバーを読み直し、ツールが使えるかどうかを調べ直します(セッションの途中で用意できた認証情報やデーモンを拾えます)
/connectors TUI 専用です。コネクタのアカウント一覧を開きます。1アカウントにつき1行で、app · name · status の形で並びます。キー操作: ↑/↓ で選択、r で名前を変更(その場で入力します。Enter で保存、Esc で取り消し)、a でアカウントをもう1つ追加(アプリを選び、名前を入れてから、リンクを開きます)、c で選んだアカウントを再接続(修復が必要なとき、つまり失敗・期限切れ・取り消し・非アクティブのときだけ出ます)、x で削除(確認を求めます)、Tab で使われなくなった(retired)アカウントの表示・非表示を切り替え、Esc か q で閉じます。Multiple connector accounts を参照してください。
/reload-skills(別名: /reload_skills) ~/.hermes/skills/ を走査し直して、新しく入れたスキルや消したスキルを反映します
/reload .env の変数を動いているセッションに読み直します(再起動せずに新しい API キーを拾えます)
/plugins インストール済みのプラグインとその状態を一覧表示します
`/pet [list\ <slug>]` petdex のマスコットを切り替える、または迎え入れます。/pet でペインを開閉し、/pet list でインストール済みのペットを表示し、/pet <slug> で特定のペットを迎え入れます。
/hatch <description>(別名: /generate-pet) 設定した画像生成バックエンド(OpenRouter / Nous Portal)を使い、テキストの説明からまったく新しい petdex のペットを作ります。ペット も見てください。

情報

コマンド 説明
/help 使えるコマンドをカテゴリごとにまとめて表示します。既定では中心的なコマンドを表示し、スキルのコマンドは件数を 1 行にまとめます。/help skills でスキルのコマンドをすべて並べ、/help <text> で部分一致によりコマンド(と該当するスキル)を絞り込めます。
/palette あいまい検索のコマンドパレットを開きます(Ctrl+P でも開きます)。入力するとすべてのコマンドとスキルが絞り込まれ、↑ / ↓ で移動し、Enter で選んだコマンドを入力欄に挿入します(自動では実行しません)。Esc で取り消します。並び順はコマンド名を優先するので、短い入力でも狙いが外れません。
/version Hermes Agent のバージョン、ビルド、環境の情報を表示します。
/whoami 自分のスラッシュコマンドの権限(管理者 / 一般ユーザー)を表示します。
/usage トークンの使用量、費用の内訳、セッションの経過時間を表示し、使っているプロバイダが対応していれば、そのプロバイダの API から取ってきた残りの利用枠・クレジット・プランの消費を示す Account limits の節も出します。
/topup Nous の残高を表示し、ポータルで支払いを管理します(以前の /credits と /billing を置き換えたものです)。
/subscription(別名: /upgrade) CLI 専用。 Nous のプランを確認し、ブラウザで変更します。
/login Nous のアカウントでサインインします。会話のターンとは別に動き、同意用のリンクとコードがセッションに届きます。ブラウザで承認した時点でサインインが完了します。
/insights 使用状況の分析結果を表示します(直近 30 日)
/update Hermes Agent を最新版に更新します。
/platforms(別名: /gateway) ゲートウェイとメッセージングプラットフォームの状態を表示します(CLI 専用のまとめ表示です)。
/paste クリップボードの画像を添付します
/copy [number] 直前のアシスタントの返答をクリップボードにコピーします(数字を付けると、後ろから N 番目をコピーします)。CLI 専用です。
/image <path> 次のプロンプトのためにローカルの画像ファイルを添付します。
/debug デバッグ用の報告(システム情報とログ)をアップロードし、共有できるリンクを受け取ります。メッセージングでも使えます。
/update Hermes Agent を最新版に更新します。
/profile 今使っているプロファイル名とホームディレクトリを表示します

終了

コマンド 説明
/quit CLI を終了します(/exit でも同じです)。

動的な CLI スラッシュコマンド

コマンド 説明
/<skill-name> インストール済みのスキルを、必要なときに呼び出すコマンドとして読み込みます。例: /gif-search、/github-pr-workflow、/excalidraw。
/skills ... レジストリと公式の任意スキルのカタログから、スキルを検索、閲覧、確認、インストール、監査、公開、設定します。

クイックコマンド

ユーザーが決めるクイックコマンドは、短いスラッシュコマンドをシェルのコマンドか別のスラッシュコマンドに割り当てるものです。~/.hermes/config.yaml で設定します。

quick_commands:
  status:
    type: exec
    command: systemctl status hermes-agent
  deploy:
    type: exec
    command: scripts/deploy.sh
  inbox:
    type: alias
    target: /gmail unread

こうしておくと、CLI やメッセージングプラットフォームで /status、/deploy、/inbox と打てます。クイックコマンドは実行時に解決されるので、組み込みの補完やヘルプの表にはすべてが出てくるとは限りません。

文字列だけのプロンプトの短縮は、クイックコマンドとしては使えません。長めの使い回すプロンプトはスキルに入れるか、type: alias で既存のスラッシュコマンドを指してください。

モデルの別名を自分で決める

よく使うモデルに自分で短い名前を付けておくと、動いているセッションの中では /model <alias>、起動時には hermes chat --model <alias>、あるいはどのメッセージングプラットフォームからでも呼び出せます。別名はどの経路でも同じように動き、セッション限り(既定)でも --global の切り替えでも使えます。

設定の書き方は 2 通りあります。

完全な形 — モデル、プロバイダ、必要ならベース URL まで固定します。~/.hermes/config.yaml に書きます。

model_aliases:
  fav:
    model: claude-sonnet-4.6
    provider: anthropic
  grok:
    model: grok-4
    provider: x-ai
  ollama-qwen:
    model: qwen3-coder:30b
    provider: custom
    base_url: http://localhost:11434/v1
  theta:
    model: theta-1
    provider: custom
    base_url: https://theta.example.com/v1
    key_env: THETA_API_KEY        # or: api_key: "${THETA_API_KEY}"

独自の base_url を持つ別名は、そのエンドポイントの認証情報を api_key(値そのもの、または "${VAR}" という参照)か key_env(環境 変数の名前)で渡せます。両方が設定されている場合は api_key が優先されます。どちらも設定していない場合、キーは別名のホストから 解決され、切り替える前に使っていたプロバイダから引き継ぐことはありません。

短い形 — provider/model を 1 つの文字列で書きます。YAML を編集せずシェルから設定できます。

hermes config set model.aliases.fav anthropic/claude-opus-4.6
hermes config set model.aliases.grok x-ai/grok-4

そしてチャットでは、こう使います。

/model fav            # session-only
/model grok --global  # also persists current-model change to config.yaml

ユーザーが決めた別名は組み込みの短い名前より優先されるので、別名を sonnet、kimi、opus などにすると組み込みのほうが隠れます。別名は大文字小文字を区別しません。

別名の解決

コマンドは前方一致でも解決できます。/h と打てば /help、/mod と打てば /model になります。前方一致が複数のコマンドに当たってあいまいなときは、レジストリの並び順で最初に見つかったものが選ばれます。完全なコマンド名と登録済みの別名は、常に前方一致より優先されます。

メッセージングのスラッシュコマンド

> Slack のスレッド内でのコマンド(! の接頭辞): > Slack はスレッドの中でのネイティブのスラッシュコマンドを自前でブロックしており("/queue is not supported in threads. Sorry!")、Hermes には届きません。Slack のスレッドの中では代わりに ! を頭に付けてください。!stop、!new、!status のように書けば、ゲートウェイがスラッシュの形とまったく同じように処理します。スレッドでは @Hermes !stop と @Hermes /stop も動きます。既知のコマンド一覧と照合されるのは最初の語だけなので、!nice work のようなメッセージはそのままエージェントに渡ります。詳しくは スレッドの中でコマンドを使う を見てください。

メッセージングゲートウェイは、Telegram、Discord、Slack、WhatsApp、Signal、メール、Home Assistant、Teams のチャットの中で、次の組み込みコマンドに対応しています。

コマンド 説明
/start プラットフォームのプロトコル上のコマンドです。多くのチャットプラットフォーム(Telegram、Discord など)は、ユーザーがボットとの会話を初めて開いたときに /start を自動で送ります。Hermes はこの合図を黙って受け取ります。エージェントの返答もセッションの消費もないので、初回の挨拶でターンを無駄にしません。ゲートウェイに届いているかを確かめるために、自分で送ってみることもできます。
/new [name](別名: /reset) 新しいセッションを始めます(セッション ID と履歴が新しくなります)。[name] を付けるとセッションの初期タイトルになります。末尾に now、--yes、-y を足すと確認ダイアログを飛ばせます(例: /reset now、/new --yes my-experiment)。
/status セッションの情報を表示し、続けてローカルで作った Session recap のブロック(直近のターン数、よく使ったツール、触ったファイル、最新のプロンプトと返答)を出します。
/stop 動いているバックグラウンドプロセスをすべて止め、実行中のエージェントを中断します。
`/pause [reason \ off]` 全体の緊急停止です。hermes pause をチャットの中から使う形で、/pause off を送るまで、新しい cron・kanban・ゲートウェイの作業を保留にします。すでに動いている作業はふつうに最後まで進みます。停止中もスラッシュコマンドは使えるので、メッセージングだけで運用している人でもいつでも解除できます。
/model [provider:model] モデルを表示、または変更します。プロバイダの切り替え(/model zai:glm-5)、独自のエンドポイント(/model custom:model)、名前を付けた独自プロバイダ(/model custom:local:qwen)、自動判別(/model custom)、OpenRouter のアカウントのプリセット(/model @preset/<slug>。アカウントに属するので、公開されたモデル一覧での確認を飛ばします)、ユーザーが決めた別名(/model fav、/model grok。モデルの別名を自分で決める を参照)に対応します。--global を付けると変更を config.yaml に残します。--global での選択(打ち込みでもピッカーでも)が成功すると、このチャットのセッション限りの上書きも外れるので、ゲートウェイを再起動したあとは config.yaml だけがモデルを決めます(channel_overrides でモデルを指定しているチャットはその上書きを保ったままです。チャンネル側の設定は、そのままだと config.yaml より優先されてしまうからです。CLI と TUI はセッションごとの固定をあえて残すので、再開するとそのチャットで使っていたモデルに戻ります)。注意: /model は、すでに設定済みのプロバイダの間でしか切り替えられません。新しいプロバイダを足したり API キーを設定したりするには、チャットの外のターミナルで hermes model を使ってください。費用に関する注意: セッションの途中でモデルを切り替えるとプロンプトキャッシュがリセットされるので(キャッシュのキーにモデルが含まれます)、次のメッセージは会話全体を入力の全額で読み直すことになります。
`/codex-runtime [auto\ codex_app_server\ on\ off]` 任意で使える Codex app-server ランタイム を切り替えます。設定は config.yaml の model.openai_runtime に残り、キャッシュされたエージェントを破棄するので、次のメッセージから新しいランタイムが使われます。次のセッションから有効になります。
/personality [name] このセッションに重ねる人格を設定します。/personality none(または default / neutral)で外します。
`/fast [normal\ fast\ auto\ cold\ status]` 高速モードです(OpenAI の Priority Processing、Anthropic の Fast Mode)。auto と cold は、ターンごと・セッションごとに区切られた高速の時間帯を開きます。
/retry 直前のメッセージを送り直します。
/undo 直前のやり取りを取り消します。
/sethome(別名: /set-home) 今のチャットを、配信先となるプラットフォームのホームチャンネルに設定します。
`/compress [here [N] \ focus topic]` 会話のコンテキストを手動で圧縮します。/compress here [N] は直近 N 往復(既定は 2)をそのまま残し、それ以外を要約します。focus のトピックを付けると、全体要約で何を残すかを絞り込めます。
`/topic [off\ help\ session-id]` Telegram の個人チャット専用。 ユーザーが自分で管理する複数セッションのトピックモードを操作します。/topic で有効にする、または状態を表示し、/topic off で無効にして紐づけを消し、/topic help で使い方を表示し、トピックの中で /topic <session-id> と打つと以前のセッションを復元します。個人チャットの複数セッションモード も見てください。
/title [name] セッションのタイトルを設定、または表示します。
/resume [name] 名前を付けて保存したセッションを再開します。
/sessions [all] [search <query>] このチャットの過去のセッションを一覧表示します。今使っているセッションには (current) の印が付きます。/sessions search <query> はタイトルや ID の一致で絞り込みます(最近使ったものが先に出ます)。/sessions all は発生元をまたいで一覧表示します(管理者専用。管理者でない場合は案内が出て、チャットの範囲の一覧が返ります)。
/usage トークンの使用量、費用の内訳の見積もり(入力・出力)、コンテキストウィンドウの状態、セッションの経過時間を表示し、使っているプロバイダが対応していれば、そのプロバイダの API から取ってきた残りの利用枠・クレジットを示す Account limits の節も出します。
/topup Nous の残高を表示し、ポータルで支払いを管理します。
/login Nous のアカウントでサインインします。ペアリング済みのダイレクトメッセージ限定です。グループ、チャンネル、一斉配信型のプラットフォームでは Hermes が受け付けません。Slack では /hermes login を使います。
/whoami 自分のスラッシュコマンドの権限(管理者 / 一般ユーザー)を表示します。
/insights [days] 使用状況の分析結果を表示します。
`/reasoning [level\ show\ hide\ full\ clamp] [--global]` 推論の深さを変える(レベルは max / ultra まであります)、または推論の表示を切り替えます(full / clamp も含みます)。--global を付けると config に残します。
`/voice [on\ off\ tts\ join\ channel\ leave\ status]` チャットでの読み上げの返答を操作します。join / channel / leave は Discord のボイスチャンネルモードを管理します。
/rollback [number] ファイルシステムのチェックポイントを一覧表示、または復元します。
`/diff [staged\ all\ session] [--stat]` 作業ディレクトリの git の変更を表示します(コードブロックに入り、プラットフォームのメッセージ長の上限に合わせて切り詰められます)。session は Hermes が変更したものの累積差分を出し、--stat は要約だけを出します。
/bg <prompt> プロンプトを別のバックグラウンドセッションで実行します。タスクが終わると結果が同じチャットに返ってきます。メッセージングのバックグラウンドセッション も見てください。
/btw <question> 進行中の会話を止めずに、今の会話についてちょっとした質問をします。記録のスナップショットから答え、用意ができ次第チャットに送られます。
/queue <prompt>(別名: /q) 今のターンを中断せず、次のターンに送るプロンプトを予約します。
/steer <prompt> 中断せずに、次のツール呼び出しの後にメッセージを差し込みます。モデルは新しいターンとしてではなく、次の反復でそれを受け取ります。
/goal <text> Hermes がターンをまたいで目指し続ける常設の目標を設定します。Ralph ループに対する Hermes なりの答えです。各ターンの後に判定モデルが確認し、まだなら達成するまで Hermes が自動で続けます。途中で一時停止したり消したり、ターンの予算(既定は 20)に達したりすれば止まります。サブコマンドは /goal status、/goal pause、/goal resume、/goal clear です。エージェントが動いている最中でも status / pause / clear は安全に実行できますが、新しい目標を設定するには先に /stop が必要です。常設の目標 も見てください。
/subgoal <text> ループの途中で、動いている /goal に条件を追加します(/subgoal、/subgoal remove <N>、/subgoal clear)。
/heartbeat every <interval> <prompt>(別名: /hb) このセッションが待機中のときに繰り返し入ってくるプロンプトを設定します。サブコマンドは status、pause、resume、clear です。Slack では /hermes heartbeat … を使ってください。
/loop [interval] <prompt> [--times N] [--until <condition>](別名: /proactive) このセッションで、プロンプトを一定の間隔で繰り返し実行します。サブコマンドは status、pause、resume、stop です。ループ も見てください。
/refine [focus] 記憶とスキルの自己改善レビューを今すぐ走らせます。focus の指示を付けることもできます。Slack では /hermes refine … を使ってください。
/review [instructions] 直前まで話していた成果物(PR、コード、ドキュメント)を対象に、独立したレビュー用サブエージェントを立ち上げます。レビューは終わり次第このチャットに戻ってきます。Slack では /hermes review … を使ってください。
/moa <prompt> プロンプトを 1 つ、既定の Mixture of Agents プリセットで実行してから、セッションのモデルに戻します。
/branch [--here] [name](別名: /fork) 今のセッションを分岐させます。スレッドを扱えるプラットフォーム(Discord、Telegram、Slack、Matrix)では、分岐したほうが隣に並ぶ新しいスレッドで開き、このチャットは元のセッションのまま残ります。--here を付けると、このチャットのほうを分岐先に切り替えます。
/agents(別名: /tasks) 動いているエージェントとタスクを表示します。
/sessions 過去のセッションを見て、再開します。
/context [all](別名: /ctx) コンテキストウィンドウの使用量のゲージとカテゴリごとの内訳です(メッセージング向けのテキスト表示)。/context all を使うと、スキルごと・ツールセットごとのコストの詳細が加わります。
/egress [status] Docker の egress プロキシの状態を表示します。
/init [notes] リポジトリを走査して AGENTS.md を生成、または更新します。
/learn <what to learn from> 説明したものから、繰り返し使えるスキルを抽出します。
/plan [task] 実装計画を markdown で書き、.hermes/plans/ に保存します。実行はしません。
/bundles 設定済みのスキルバンドル(複数のスキルをまとめて読み込む /<name> の別名)を一覧表示します。
/reload-skills(別名: /reload_skills) ~/.hermes/skills/ を走査し直して、新しく入れたスキルや消したスキルを反映します。
`/footer [on\ off\ status]` 最終的な返答に付く実行情報のフッター(モデル、コンテキストの使用率、作業ディレクトリ)を出すかどうかを切り替えます。
`/curator [status\ run\ pin\ archive]` バックグラウンドでのスキルの手入れの操作です。
`/suggestions [accept\ dismiss N\ catalog\ clear]` 提案された自動化をチャットの中で確認します。/suggestions は保留中の提案を一覧表示し、catalog は選りすぐりの入門用自動化を追加し、clear は処理済みの提案の記録を整理します。受け入れた提案は、このチャットやスレッドをジョブの配信元として保ちます。
/blueprint [name] [slot=value ...] cron のひな形を眺める、案内付きの入力の会話を始める、またはひな形からジョブを直接作ります。直接作ったジョブは今のチャットやスレッドに結果を返します。
`/memory [pending\ approve\ reject\ approval]` 書き込み承認ゲート(memory.write_approval)が保留にした記憶の書き込みを確認し、チャットの中でそのまま承認・却下できます。ゲート自体は `/memory approval on\ off` で切り替えます。記憶の書き込みを制御する も見てください。
`/skills [pending\ approve\ reject\ diff\ approval]` 書き込み承認ゲート(skills.write_approval)が保留にしたスキルの書き込みを確認します。保留中の書き込みごとに 1 行の要点を表示します。/skills diff <id> はチャット向けに切り詰められるので、差分の全文は CLI か ~/.hermes/pending/skills/<id>.json で読んでください。ゲートが有効なとき(または保留中の書き込みが残っているとき)だけ現れます。検索とインストールは CLI 専用のままです。
/kanban <action> 複数のプロファイル・複数のプロジェクトにまたがる共同作業ボードをチャットから操作します。引数の使い方は CLI とまったく同じです。エージェントが動いている場合の制限を回り込むので、/kanban unblock t_abc、/kanban comment t_abc "…"、/kanban list --mine、/kanban boards switch <slug> などはターンの途中でも動きます。/kanban create … を使うと、実行元のチャットが新しいタスクのターミナルイベントに自動で登録されます。Kanban のスラッシュコマンド も見てください。
`/platform <list\ pause\ resume> [name]` 動いているゲートウェイのプラットフォームをチャットからそのまま操作します。/platform list はすべてのアダプタとその状態(動作中、遮断器による停止中、手動での停止中)を表示し、/platform pause <name> はアダプタを外さずに新しいメッセージの配送だけを止め、/platform resume <name> は再開して、接続先が正常に戻っていれば作動した遮断器も解除します。
/reload-mcp(別名: /reload_mcp) 設定から MCP サーバーを読み直し、ツールが使えるかどうかを調べ直します。
/verbose ツールの進捗表示を順に切り替えます。メッセージングでは既定で off です。config.yaml で display.tool_progress_command: true にすると有効になります。
/yolo YOLO モードを切り替えます。危険なコマンドの承認確認をすべて飛ばします。
/commands [page] すべてのコマンドとスキルをページ送りで眺めます。
`/approve [session\ always]` 保留中の危険なコマンドを承認して実行します。session はこのセッションだけ承認し、always は恒久的な許可リストに追加します。
/deny 保留中の危険なコマンドを却下します。
/update Hermes Agent を最新版に更新します。
/restart 動いている処理を流し切ってから、ゲートウェイを穏やかに再起動します。ゲートウェイが復帰すると、依頼した人のチャットやスレッドに確認の通知が届きます。
/debug デバッグ用の報告(システム情報とログ)をアップロードし、共有できるリンクを受け取ります。
/help メッセージング向けのヘルプを表示します。
/<skill-name> インストール済みのスキルを名前で呼び出します。

補足

  • /skin、/snapshot、/export、/import、/reload、/tools、/toolsets、/browser、/config、/cron、/platforms、/paste、/image、/statusbar、/battery、/focus、/plugins、/indicator、/wake、/journey、/redraw、/clear、/history、/save、/copy、/handoff、/prompt、/pet、/hatch、/timestamps、/subscription、/quit は CLI 専用のコマンドです。
  • /skills の検索・閲覧・インストールは CLI 専用です。書き込み承認の確認用サブコマンド(pending、approve、reject、diff、approval)は、skills.write_approval が有効ならメッセージングプラットフォームでも動きます。/memory はどちらの入り口でも動きます。
  • /verbose は既定では CLI 専用ですが、config.yaml で display.tool_progress_command: true にするとメッセージングプラットフォームでも使えます。有効にすると display.tool_progress のモードを順に切り替え、設定に保存します。
  • /focus と /verbose は同じ抑制の経路(display.tool_progress)を共有するので、互いに矛盾することはありません。/focus on はツールの進捗表示を off に固定し、それまでのモードを display.focus_saved_tool_progress に控えておきます。/focus off でそれを戻します。フォーカス中に /verbose で切り替えると、モードの主導権が戻ってフォーカスのバッジは消えます。フォーカス表示は見た目だけのもので、会話の履歴もシステムプロンプトもモデルへ送るものも一切変えないので、プロンプトキャッシュへの影響はゼロです。
  • /sethome、/restart、/approve、/deny、/topic、/platform、/pause、/commands はメッセージング専用のコマンドです。
  • /status、/egress、/version、/whoami、/bg、/btw、/queue、/steer、/voice、/reload-mcp、/reload-skills、/rollback、/diff、/debug、/fast、/approvals、/busy、/footer、/curator、/kanban、/topup、/login、/suggestions、/blueprint、/learn、/init、/sessions、/loop、/yolo は、CLI とメッセージングゲートウェイのどちらでも動きます。
  • /voice join、/voice channel、/voice leave は Discord でしか意味がありません。
  • /connectors は TUI 専用です。
  • TUI では、/sessions は今の TUI プロセスで動いているセッションを表示します。保存済みや閉じたあとの記録には /resume [name] か hermes --tui --resume <id-or-title> を使ってください。

取り返しのつかないコマンドの確認

保存していないセッションの状態を捨ててしまうスラッシュコマンドについては、CLI が実行前に確認します。今のところ対象は次のとおりです。

コマンド 失われるもの
/clear 画面を消して新しいセッションを始めます。今のセッション ID とメモリ上の履歴は失われます。
/new / /reset 新しいセッションを始めます(新しいセッション ID と空の履歴)。
/undo 直前のユーザーとアシスタントのやり取りを履歴から取り除きます。
/exit --delete / /quit --delete 終了するうえに、今のセッションの SQLite の履歴とディスク上の記録を完全に削除します。

これらのそれぞれについて、CLI は 3 択のダイアログを開きます。Approve Once(今回だけ進める)、Always Approve(進めたうえで approvals.destructive_slash_confirm: false を設定に残し、以後は確認なしで実行する)、Cancel です。

その場で飛ばす: 末尾に now、--yes、-y を付けると、その 1 回だけダイアログを省けます(例: /reset now、/new --yes my-session、/clear -y、/undo -y)。ダイアログが端末でうまく表示されないとき(Windows のネイティブの PowerShell については issue #30768 を見てください)や、CLI をスクリプトから動かすときに便利です。

~/.hermes/config.yaml で approvals.destructive_slash_confirm: false にすると、確認を全体的に無効にできます。true に戻せばまた有効になります。背景は セキュリティ — 取り返しのつかないスラッシュコマンドの確認 を見てください。